Hapticが今、主に僕の中であついです。触覚のVRとでも言うのでしょうか。
飲み会で話したりするんだけど、どこかにまとめときたいなと。
VR元年ってよばれるくらいで、HMDで視覚を再現できるようになってきてます。視覚と聴覚の再現性が上がってきて、
技術的に可能なもので次に何を再現したくなるかってことで、触覚が来てるんじゃないかと。
ちなみに以前こんなのやってたりしていて、嗅覚も面白いというか、積極的に参加してまして。匂いは色みたいにRGB出せればいいわけじゃなく、まだ嗅覚は匂いカートリッジという物質が必要で、、。制作サイドがwebでコンテンツを公開出来るようにはならない。映像も音は再生ハードさえ揃えば後はコンテンツ次第なので簡単に公開できる。
触覚はアクチュエータの振動で再現可能ってところ(もちろん他の方式も沢山あるのですが)。ディスプレイ、スピーカーみたいにハード側が整えば、触覚もデザイナーの領域になってきて、サイトで触感ファイルをダウンロードってなるかもなーと…。
最近のHaptic情報
TECHTILE toolkit
日本ではTECHTILE toolkitが一番有名でしょうか。 触楽入門も触覚の教科書として勉強させて頂きました。巻末の触覚年表も面白かったです。
- 作者: 仲谷正史,筧康明,三原聡一郎,南澤孝太,是澤ゆうこ
- 出版社/メーカー: 朝日出版社
- 発売日: 2016/01/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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Oculus Touch Haptic APIドキュメント
先日発売されたばかりのOculus Touchでは320Hzの振動をオーディオバッファとしてコントロール出来るようになっています。Unityからもオーディオクリップを再生出来るようになってます。
CRI HAPTIX
多くのゲームで使われていることでも有名なCRIWARE。の触覚再現ミドルウェアが最近発表されました。
Android限定ですが、バイブレーションを細かく制御することで、オーディオのタイムラインに置くのと同じ感覚でいじれるようになったみたいで。
ゲームの中の効果音と同じような感覚で、スマホが揺れるようになるかもってこと。
電車の中でゲームする人はヘッドホン付けずにゲームする人が多いので。実は音より振動の方が重要になるかも。って思ったりするわけです。
TouchSense® Design Cloud
CRI HAPTIXでも使われているらしい、immersion社が運営する、クラウド上でHaptic Effectsファイルをシェアする試み。
Webエディタも付くのかな?やはりプラットフォームを作ったところが強いと思うんす。デバイスはコンテンツありきなので。
iPhone7 TAPTIC Engine
iPhone7はホームボタンが、物理ボタンから振動デバイスによる仮想的なボタンに変わって、ボタンを押したというフィードバックをTAPTICデバイスでしてる。 そしてTAPTICになって表現力が断然に上がった。↓比べてる動画
iPhone 6s Plus Taptic Engine vs iPhone 6 Plus Vibration Motor
TAPTICについてはこちらの記事が面白かったです。
iPhone 7のTaptic Engineが今後のスマホインターフェースを変えるかもの話 - FICC Workbook
OpenHaptics
Haptic demo in Unity using OpenHaptics with Phantom Omni
Phantom Omniは結構昔からあって、これ系はサーボでモノの動きを制限したりらしいです。 OpenGLぽいAPIで作られてて、Unity用のライブラリもあるらしい。
HapTONE
SIGGRAPH 2016 Emerging Technologiesにも出展していたHapTONE
HapTONE: Haptic Instrument for Enriched Musical Play -SIGGRAPH 2016 Emerging Technologies-
未来科学館DCEXPOで実物にさわる機会が合ったけど、楽器によって鍵盤の触感が全然変わる。
ピアニストに試してみて欲しい。
IEEE World Haptic Workshop 2015
World Haptic Workshopいうイベントもあるみたい。行ってみたいなー。