AR - Augumented Reality (to Wikipedia)
が旬。
ARっていえば個人的には電脳コイルが真っ先にやってくる訳ですが、、、、。
電脳メガネをかけると、現実にみえてる世界にCGの映像が重なってくる。
物語の最後の方では、SF的なテーマ、現実と仮想が入り交じるってのが色濃くなったけれども。
第一話、非常に想像力がかき立てられる。面白い。攻殻機動隊inジブリ。ってな感じで純粋に楽しめる。
メガネで通すとメガネを通した部分だけ、映像が重なってみえる。
このような技術は夢物語では無くて、割と近い将来実現されると思う。実際にパソコンがあればリアルタイムで、空間を認識する事は既に出来る。
例えばこれ。
従来もgoogle:ARToolKitのようなフレームワークはあったが、これは格が違う。従来のARToolKitではマーカーを呼ばれる、画像認識用の黒い枠など何かしらの印が必要だった。しかしこれはマーカーなしに、カメラを向けるだけで(実際にはキャリブレーションなどいろいろ必要だが、)空間を認識している。しかも最近ソースを(非商用にかぎる)で公開したらしい。
来年当たり、非常に面白くなる事は確実。
他にも研究では、カーナビの画面を車のフロントガラスに映したり、機械(コピー機etc.)の使い方が電脳メガネに映ったり。
それで今、電脳メガネの第一候補は
iPhone
自分でプログラミングできて、且つ持ち運べて、且つファッショナブル。
デザイン性って言うのは、普及の段階まで来るというまでもなく大事。悪いけどヤサコがかけていた電脳メガネを町中でかけるのはお断り。
操作性はあれだが、、、、、。ARがくれば間違いなく筆頭に立つツール。、、、、かなと。
jailbreakしたiPhoneでなくとも、iPhone用のフレームワークが公開され、限定的ながら、iPhoneのソフトを作れるようになった。
ARの純粋な定義は恐らく無いのだが、以上の様な派手な技術や、例えばARToolKitのようなフレームワークの影響で、ARがビジュアルの面で過大に語られているのは間違いない。
このようにビジュアル的に現実を拡張した技術は、確かに技術的には面白い。しかしSecound Lifeが現実世界にやって来たところで、エロ業界とかでの未来が浮かんでくるだけだ。
(余談だが、インターネットは軍で生まれ、エロで爆発的に普及した。て名言は誰がいったのだっけか?)
これに対して、「情報と現実をシームレスに結びつける技術」。としてのARは非常に興味を感じる。
このような定義をすると、2・3年前にしきりにその名を聞いたwikipedia:ユビキタスとニュアンスは違えど、定義の上での差異はほとんど無くなってるくる。
ユビキタス
ユビキタスも情報と現実をシームレスにつなげる事を目的にした概念。定義的にはほぼ同じだが、実際に行われている実験やらで方向性が若干異なる。
例えば、wikipedia:RFIDと呼ばれる電子タグ(今ではsuicaなんかで使われる。)を日常の様々なものに埋め込んで、専用端末で読み取れるようにしたり。バーコードを携帯カメラで読み込んで情報を表示するのと似た感覚。動作距離は2〜3mで、美術館などでそれを実証。
例えば、以前ユビキタスの第一人者、坂村健氏の講演を覗かせてもらったときは、飲食店の前にて、GPS携帯でその店を撮影。2chにあるその店に対する評価がみれる。ようになるかも。なんてことを言っていた。
Google Maps, Google Earth, Google Street View
突然、Google。実際にAR的な技術が普及の段階にやってきた際に、肝になるのは情報の量。しかも現実の位置にリンクした情報ってのがかなり重要。googleは現実の情報を全てネット上に。という詠い文句。
google曰く、「現実の情報 -> webに」。
AR曰く、「webの情報 -> 現実に」。
って構図。
ARが実際に活用される際にも、ポータルサイトはgoogleだろう。しかも、google street viewやgoogle mapsによる位置情報と強烈に結びついた形で、ネットにアクセスすることになる。あるいはGoogle Earthの3Dデータとリンクするかもしれない。今までやって来た事を逆に引き出すだけ。その際も情報の量が肝。googleストリートビューで集まった画像は、将来的には、画像でのネット検索に使われたりするのだろう。って。
ウェブに転がってる情報はほとんどが文字情報。次いで、写真、動画などの視覚。その後かなり間が空いて、音。しかも音楽。
情報量
文字 > 写真、動画 >>>> 音楽
他にも触覚、嗅覚など感覚はあるのに。拡張される現実は視覚のみ。
それでは、つまらんなー。
多分次回もAR。